広島県呉市 モニエル瓦屋根の塗装工事の為、屋根調査の依頼です‼
2024.01.29
広島県呉市のみなさん、こんにちは！街の屋根やさん広島呉店です。今回はご自宅の塗装工事を行う予定のお客様からご連絡を頂きました。雨漏りはしていないご様子ですが、一度も屋根のリフォームをしたことがなく、塗装工事をするので、一度点検をして貰っておいた方が安心とお考えになられたようでした…
東広島市 中古住宅屋根リフォーム！凍害による棟瓦取り直し工事をご紹介
東広島市にお住いのお客さまより、
「屋根から瓦の欠けたカケラのようなものが落ちてくるので不安です。離れた場所から屋根を見ると、
何か色が違うところがあるので、屋根を点検して、必要なら修理工事の見積りが欲しいので、
一度見に来て貰えませんか？」
と、このようにご相談がありましたので、お客様の元へ調査に伺いました。
東広島市 棟瓦取り直し,屋根補修工事,波板工事,谷板金修理
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 棟瓦取り直し,屋根補修工事,波板工事,谷板金修理
- 施工期間
- 約2日
- 使用材料
- シルガード、J型53版釉薬瓦、ステンレス製谷板、ウレタンシーラー、ポリカーボネート製波板
- 工事費用
- 330，000（税込み）
- 建坪
- 棟の長さ：3.2M、谷の長さ：約5M、波板貼り替え10尺*10枚分
数年前に中古物件としてお家を購入され、室内はリフォーム工事をされたようでしたが、
外装工事は何もしていないので、今回の件で心配になったご様子でした。
今回は２階の瓦屋根を調査させて頂くので、
２連ハシゴを２階の屋根にかけて、使用して調査していきます。
狭小地などの場合は、必要ならば足場工事をしてから調査することもでてきますが、
近年はドローンを使用しての調査も行っており、
費用的にも抑えた対応も可能ですので、遠慮なくご相談下さい。
屋根の形状も山あり谷ありの多面体で構成された屋根・寄棟という形なので、足元に注意しながら調査開始です。
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平面の屋根に異常はありませんでしたが、屋根の一番高い場所・棟と呼ばれる
場所の一部から、瓦の表面の色とは違う色が見えている場所がありました。
どうやら、今回の瓦屋根の棟の一部が爆発したようになり、そこからカケラが落ちてくる
ようでした。ただ、なぜそのようになるのでしょうか？
屋根材、外壁材引いてはコンクリートにいたるまで、あらゆる建材の中に
「水分」が吸収され凍結して融解することで、
素材の内部破壊が起こり、その結果、劣化していく現象のことをいいます。
例えば中身の入ったペットボトルを凍らせると、凍る前より膨らんだようになって
外側のボトルを中から押すように膨張する様が凍害の一連の様子になります。
今回の東広島市のお客様の屋根の状態は、まさに凍害が引き起こした劣化現象でした。
比較的に寒い地域で起こる現象ですが、
屋根材により寒くない地域でも凍害は発生することがあります。
対策としては、凍害により破損した箇所を新しいものに差し替えるという作業が
必要になってきます。
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どうしても山谷が構造上発生します。
谷板は両面の屋根に降った雨水が集まる場所なので、工事においては
より注意が必要となってきます。
また、素材より劣化しやすいものとして「銅」や「鉄」が使用されていました。
今回の屋根には、一度リフォーム工事をされたのか、ステンレス製の谷板が
ありましたが、鉄板の谷板があり
そのほとんどからサビがでてきており、差し替え工事の必要があります。
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カーポート屋根は塩化ビニール製（通称：塩ビ）の波板でした。
塩ビは数年が対応年数と言われていますので、その事を考えると恐らく
１０年近い状態のようでした。
本体は、全体的に苔が付着して、少し水の流れが悪く、
本体を止める同質のフックがチグハグになっていたりと多少の手が加えられているようでしたが、
フックがない箇所もあり、強風がきたら弱い部分から破損する恐れがあります。
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おおまかに２つの工事方法があり、そのうちの１つが今回の東広島市のお客様
と同じ”棟瓦取り直し工事”になり、もう１つが土台になる部分にしっくいを塗る
”しっくいの詰め直し工事”になります。
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当該の棟を解体していくと、棟を積み上げて工事をするときに使用される赤土
とよばれる材料が水気を含んだ状態でした。
この水分が凍害の瓦にも影響しているようでした。
差し替えまた、以前より防水性の高い建材・シルガードを使用していきます。
最上部の瓦には、
棟内部で固定された銅線を通して、緊結することで棟の強度を高めます。
谷は、平面と平面が交差する場所であり、屋根の中ではとくに
注意する場所になります。
つまり、雨が集まりやすく、この谷に不良箇所があると、
ただちに雨漏りに繋がるからです。
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まずは、古いサビた谷板を撤去するので、その周りの瓦や干渉する棟を
解体していきます。
既設の谷を撤去すると古い防水紙（ルーフィング）が破れている事がありますので、
必ず新しい防水紙を重ね貼りしていきます。
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その際、谷板の両端に土留めの役割としてウレタンシーラーを貼り付けます。
瓦にかかった雨水が谷板の中を流れる際、雨量が多くて谷板から漏水しない為に
する為です。
谷板の取り付けが終了すると、元に合ったように谷板の周りの瓦を復旧し、
水上側の棟も復旧します。
既設の波板には、留め具のフックも数種類使用されており、お客様でなんとかＤＩＹにて修理された努力が見受けられました。
ビニール樹脂製のものは長くても約5年ほどの対応年数と言われておりますが、ほとんどのお客様が、それ以上の年数のまま使用されていることが多く、
またご自身でＤＩＹにて修繕されることも多いのが事実ですが、比較的に屋根が近い為、過信して修理をされるようですが、どのような屋根も「高所作業」になりますので、とても危険です。
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古い波板を撤去し、新しくポリカーボネート製の波板を取付けていきます。
また、本体をアルミフレームを固定するために、工具を使って穴を開け、
フックをしっかりと取付けていきます。
不備がないことを確認して、全ての工事が終了しました。
≪東広島市 中古住宅屋根リフォーム！凍害による棟瓦取り直し工事≫
●工事費用：330，000（税込み）
●施工期間：約2日
今回は、中古住宅後のリフォーム工事としてご紹介させて頂きましたが、新築から20年ほど経てば
同じことが発生します。
どのような家もメンテナンスなしには、長持ちさせることは難しいので、できるだけ定期的な
点検・メンテナンスが家を長持ちさせるポイントになります。
少しでも”おかしい”と思われたら遠慮なくお気軽にご相談ください。
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