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大阪府堺市 平成30年台風被害の棟の取り直し工事が完成しました


鬼瓦取り付け1
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今回は、前回の続きで棟の取り直し工事の棟を復旧していく工事からです。
台風の影響で釘等も打てていなかったズレた袖瓦を直して、棟の下の瓦も調整しましたので、
新しく台土を作っていきます。

鬼瓦取り付け2
まずは、台土の留めになる鬼瓦を取り付けていきます。
実は、鬼瓦の裏側には輪っか状になっている箇所があり、
そこにステンレス線か銅線を通して屋根下地に固定します。

よく鬼瓦が傾いていたりするのは、その銅線等が緩んでいるか、下地に固定している箇所が抜けている事があります。
水糸張り
次に台土をシルガード(南蛮しっくい)で作っていきます。
その際に、次の工程でノシ瓦(四角い瓦)を上に乗せていきますが、その基準となるものを”水糸”と呼ばれるもので出していきます。
施工する際は、その水糸にあわせて瓦を乗せていきます。
台土(南蛮しっくい)1
暑くなると、スピードが重要になってきます。
セメントをイメージするとわかりやすいのですが、暑く天気の良いはしっくいも早く乾いていくので、大変です。
また、準備として上に乗せる瓦を工具にて穴を開け、銅線を通していく事も行っていきます。
棟工事、銅線緊結
先程の水糸に合わせて瓦を乗せていきます。
その際に赤丸印にて囲っている場所は銅線にて固定して、倒壊しないようにしています。
また、補強として黄色点線印のノシ瓦の1枚1枚の継手にコーキングを塗り、違う揺れに対しても倒壊しないようにしています。
銅線にて固定
屋根下地に固定した銅線は、最後の丸い瓦の上から通して、写真のように固定します。
通した穴もコーキングで処理して、僅かな雨水も入らない様にしていきます。
完工1
銅線の固定ができれば、棟の取り直し工事は完成です。
ただ、古い屋根はご覧のように屋根自体が波打って、必ずしも真っ直ぐではありません。
逆に棟だけを真っ直ぐにしすぎると、おかしなことになるので、屋根に合わせて棟の上下は調整しています。
付帯工事1
ここからは、本工事ではないのですが、せっかく県外まで来たので
目についた箇所をサービスさせて頂きました。
オーナー様が所有されている屋根を超えているのですが、その棟際の平部の瓦が抜けております。
付帯工事2
棟を解体しては、大掛かりになるので大きさを調整してなんとか平部の瓦を差し込みました。
付帯工事3
また、どこの所有になるか分かりませんでしたが、
室外機が転がって下の瓦も割れ割れになってましたので、皆で持ち上げてなんとか差し替えることができました

完工6
以上で、全ての工事が完了しました
最後はドローン撮影にて全体を写しましたが、オーナー様が違う奥の屋根もかなり傷んでいたので、
どこか後ろ髪ひかれる思いでした

今回は、初の県外遠征となりましたが、昨今の人手不足で大きな災害があると県外からの要請がある事を
身を持って経験することができたので、又何かの機会に活かせていければと思いました。

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