モルタル外壁とサイディング外壁ってどっちがいいの?
家の外壁について、以前モルタルの事について詳しく紹介させて頂きました(詳しくはこちら→
☆)
そのモルタルを使用して壁にする方法とサイディングというすでに板状に出来上がったものを施工していく方法があります。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、比較しながら見ていきたいと思います。
モルタルとは、以前ご紹介したようにセメント+水+砂を混ぜ合わせて作られます。
という事は、
①調合するのにある程度の熟練性が求められます。
その泥状にしたものを仮に作った壁に塗り込んでいくという作業が発生し、
②下地とある程度の時間が必要という事。
又、経年劣化や地震等により
③ひび割れ(クラック)が入る恐れがある。
以上の①~③はデメリットとして
材料費・工費がかかるという事です。
それに対して、メリットとして
①火に強く
②デザイン的に自由度がある
③リフォームなどで塗装する際に気に入った外観の色あいに変える事ができる
といったような、オリジナリティーを出すことが最大の特徴といえます。
そもそも、サイディングとはセメント質と繊維質を混合成形して板状にしたものですが、種類は窯業系・木質系・樹脂系・金属系と質の違うものを用意できるところはモルタル外壁とは違うところでしょうか。
まず、デメリットとしては、
成形して板状にするので、どうしてもパターンとしての柄になり
①オリジナリティが出にくい
又、板状になったものを取り付けていくのですが、その継ぎ手をコーキングで埋めていくのですが、そのコーキングが痛みやすく7~8年ほどと言われ、サイディング自体も同じくらいの耐久性と言われています。
②初期投資は抑えられるが、後々リフォーム代を考えなければならない。
③補修が難しい
瓦のように簡単に差し替えることが難しく、仮に反りむくりによる差し替えがあったとしても
壁紙クロスのように、デザインの周期は早いので廃盤になっていたということもある。
それに対して、メリットは工費・材料費を抑えられるので、初期費用が抑えらる
また、モルタル同様、サイディングも火に強いです。
オリジナリティはあるが、初期費用がある程度かかるモルタル外壁。
それに対して、初期費用はモルタル外壁ほどはかからないが、修理という点で困る時があるサイディング外壁。
屋根にも言える事ですが、どちらが安い・高いという事は購入時や、何十年もあとに出てくるリフォームも含めた長期的に見た場合に判断できることではありますが、
その1点だけで判断するという事だけでなく、最終的には、その家でどういう風に暮らしていくかという、俗にいうライフプランまで考えた上で、相談できる工事店に聞いてもらうというのが間違いない判断ではないでしょうか。
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