呉市 雨漏り修理の依頼。天井より猫が落ちてきたので、調査依頼です
本日もブログをご覧頂き、有難うございます。
今回は、呉市のS様より
「
天井板から猫が落ちてきて驚いている。どこかが雨漏りして、落ちてきたものか。さらに、そことは別に他の場所も雨漏りして気になる」とのご相談を頂きました。
建物詳細 木造中2階建て住宅
築年数 約40年
屋根材 瓦(J型)
ご相談内容
和室天井より猫が落ちてきた。1階屋根と中2階壁の突き当たる場所に隙間があるように思える。
他にも雨漏りがするので、一度見に来て欲しい
まず被害にあった1階和室の様子を確認させて頂きました。
猫が落ちてきたのは、部屋の角の天井板を突き破り、洋服タンスの上に落ちてきたそうです
。しかも夜
だったので、大変驚いたそうですが、それで終わりではありませんでした。
落ちてきた数日後、雨が降っていたようですが、その穴からポタポタと雨が落ちてきたので、これはいかんとブルーシートを買って来て、
タンスの上にバケツ等で受けながら養生をしたようです。
今回、調査した際に天井を確認させて頂いた時にも、少し天井板が濡れており、どこからか雨漏りしているようでした。
雨漏りをそのままにしておくと・・・ヾ(´゚Д゚`;)ゝ
最初は大したことがないと思っていても、気がついた時にはかなりの修理代金が発生してしまう「雨漏り」修理。もし、そんな気持ちのまま放置しておくとどのようになってしまうのでしょうか。
●雨漏り現象が発生しても事の度合いは判断が難しい。勝手に大したことないと思うと、構造部分まで腐食し強度的に問題が発生してしまう。
●壁や天井に変色が現れなくても屋根裏にて雨漏りによるカビ等が発生し、人体にアレルギーなどの影響を引き起こす。
●壁天井にシミが現れ、景観的に悪くなる
重要度合いが大きいものから、ご紹介しましたが、
要は”
大したことがないと思っていると思わぬ出費として修理工事が発生することがある”ので、是非しっかりと対応して
修理工事を行っていくことが大事です
今度は、屋根に上がらせて頂き、何が原因か探っていきたいと思います。
位置から検討して、猫が落ちてきたのは写真の赤線で囲ったところが天井にあたるので、どうやら1階屋根と中2階屋根との間が問題がありそうです。
1階屋根の壁側を探索していくと、ちょうど約30cmほどの
隙間がありました。
また、近くに写真で黄色で囲ったところに猫の足跡があり、ここを入り口にして天井裏に侵入したようです。
何故、こんなところに隙間があるかというと、この上の中2階の屋根の軒(壁から飛び出している屋根部分)が今どきの家よりかなりでており、
その当時の大工さんがこの場所は塞がなくても雨漏りには関係ないと思い、工事をしなかったのではないかと考えられます。
その隙間から覗いてみると屋根裏の中身が確認できました。
天井板の雨ジミのような跡があり、また、猫が落ちたと思われる穴もありました。ただ、落ちたベニヤ板の天井もかなり濡れて強度がない状況でした。
これは猫にとっては、ある意味災難だったかもしれません
天井裏を覗いていた場所から、さらに上の屋根を確認してみると、今回の原因が見えてきました。
ちょうど隅棟があり、隅棟の棟部分とケラバの袖瓦部分の突き当り箇所が土で詰まって、雨水が流れにくい状況になっていました。
本来ならトンネル状になって、雨水が軒に流れるようになるので、これでは詰まって流れの悪くなった近くの棟の台土から浸水する恐れがあります。
また、その隅棟近くの丸瓦の下には瓦がズレない様に赤土が置かれているはずですが、どうやら風雨にさらされたのか、
一部分ちょうど何もない箇所がありました。
雨水が流れやすい場所ではないですが、もしこの場所に雨水が流れれば、間違いなく屋根下地に雨水が浸水するでしょう。
隅棟をさらに調査すると、鬼瓦と反対側の尻部側は通常工事の最後になるので、仕上げをしっくい塗りで工事終了となるのですが、
経年劣化によりしっくいも剥がれてきていました。また、付近の丸瓦には藻が発生して、雨水を呼び込み乾きが悪いという知らせを表していました。
丸瓦を大棟近くまで確認すると、銅線等では固定されておらず、大棟際からズレていることがわかりまし
以上で、呉市 雨漏り修理の依頼。天井より猫が落ちてきたので、雨漏りの調査依頼は終了です。
今回は猫というきっかけの雨漏り調査でしたが、少なからず屋根壁の問題は、「雨漏り」がきっかけになっている事が多いので、少しでもおかしいと疑問に感じたらすぐにご連絡下さい⇒★
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