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広島市M様邸 2階天窓からの雨漏りにドイツ製の凄いやつを試してみました
今回は、広島市M様より
「天窓近くの雨漏りが酷くて、すぐにでも修理して欲しい」
との緊急のご連絡でしたので、急いで準備してお伺い
しました
。
まずは、雨漏りする箇所から見させて頂きましたが、
部屋の中央に天窓があり、その枠から雨漏りして天井クロス
が浮いているとのことでした。
近くで確認させていただくと、確かに壁際のクロスが浮いて
おり、かなりの雨漏りのようでしたので、
この後、屋根に上がらせて頂き、天窓の周りを確認させて
頂きました。
予想していた通り、天窓と屋根材(今回はS型瓦)との水下
側に鉛の材料が使用されていましたが、今回はここからの
雨漏りが原因でした。
天窓の水下、つまり軒先側、分かりやすく言うと
下側には鉛で作られたエプロンのような部材があり
、これを伝って雨水が下にながれるようになっています。
しかし、近年では、この鉛製に穴ができやすく天窓からの
雨漏りがよく、ご連絡いただくことがあります。
いう事になるのですが、今回は予算の関係上、補修で
お願いしたいとの事でしたので、なんとか対応策を考えて
きました。
写真は、天窓の下側の瓦を固定する為に調整用として
置かれた赤土ですが、ふとんのようにかぶせてあった
鉛製のエプロンの穴より雨水が侵入して
見ての通りかなりの水分を含んでいます。
今回は、鉛のエプロンをそのままに、かつ天窓を解体
ワカフレックスは、一見ゴムシートのように見えますが、
中に細かなワイヤーが組まれた特殊な建材で、
普通の板金では行えないような、煙突周りや今回のような
湾曲したような箇所がある箇所に使用できる
万能型水切りです。
鉛製のエプロンの下に、ワカフレックスを敷いたら、
その上からも念には念を入れて、貼り付けていきます。
このワカフレックスは、元々はドイツ製で、日本では
限られた会社しか取り扱いがありません。
そして、元あったように瓦をもとに戻していきます。
その際に気をつけなければいけないのは、雨水が流れ
やすいかどうかを気にしながら取り付けなければ
なりません。
S型瓦に浮きがないかを確かめながら、ワカフレックスもたくれたないかを確認したら、完成です。
以上で、広島市M様邸の天窓からの雨漏り修理工事は終了です。これで、10年以上は安心して暮らせます。
天窓など、屋根に開口部を設けているところは、
雨仕舞に特に気を付けなければなりません。
勿論、屋根だけでなく窓は基本、壁に穴(開口部)を
設けて作るので、もしかすると、この雨漏りは窓?
からという事もあり得ますので、今後の参考にしてみて
下さい。
本日も最後までご覧頂き、有難うございました。
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